さて、私は、『四条烏丸』の次の停留所、『四条高倉』大丸前で下車し、
アーケードを東に歩いた
アーケード街を歩いていると、店先にお雛様が並んでいる
しばし、中を眺めてみることに・・・
これが、メインのウインドウに飾られていたお雛様
やはり、美しい・・・
ここは、老舗の、
京人形【田中彌】さん
創業は、1808年(文化五年)200年近く、ここ京都四条で、営業を続けてこられたそうだ
今、ネットで検索すると出てきたけれど、老舗店さんも、ネット販売をされる昨今のようである
これは、入り口右に置かれていたもの
皇女和宮様のようなお顔立ちです
これは、玄関左側のもの
こういう少し抽象化されたお雛様も可愛い
一対のお内裏雛が、昨今では多くなっているのだろうか
従来のものは、場所をとりすぎるので、これで充分という気はする
私もこの時期、いつも飾り付けを手伝わされた
一番下の、お供え物をする大きな台には、旅行で買ったコケシや、
文化人形などの、お人形さんも全部並べて、かなり大掛かりに飾ったので、
近所の伯母さんたちも見にきてくださり、
小さなあられを浮かべたお茶を飲み、世間話に花が咲いた
思えばのどかな時代だった・・・
ふと、壁を見ると、こういうものがありました
掛け軸になっています
短冊雛というのでしょうか
これもなかなかいいですね
こういうものがあると、お部屋が華やぎますね
(これならうちにも欲しいです)
なかなか立体的になっていて、美しいものですよ
この街で、200年も営業をされているということは、
勿論幕末の時代にもこの店はあったということで、
壬生の屯所から、男性の脚なら15分位だろうか・・・
近藤さんも、土方さんも、沖田総司も、坂本竜馬も、今の時期
この店に飾られた人形を見て、京の文化を楽しんだことだろう
そう考えると、京の老舗めぐりは面白くなる
このざわざわした平成の街並が、突如、
幕末の往来に見えてくるから不思議である・・・
さて、いい目の保養をさせていただきました
でも、お高いですね まず、手が出ません
ノアールちゃん、ごめんなさい(笑)
注・・・ノアールちゃんというのは、
飼い犬の黒ラブちゃんのことです
女の子です♪