・・・さざんかさざんか咲いた道・・・
こんな歌を歌いたくなるような、ノスタルジックな小春日和の朝です
白い八重の山茶花が、あとりえのある路地を出たところの、
今は誰も住んでいないひっそりとした二階建てのお家の生垣に咲いています
路地側の外壁には、竹が打ちつけられていて、昔風の味わいのある家です
私が引っ越してきた当時は、お爺さんの姿を二階の窓から見かけたのですが
今年になってから、どうやら亡くなられたようです・・
ここは園バスの停留所なので、暑い夏の朝は、
ちょうど生垣の影のできるこの場所で
騒がしいセミの鳴き声を聴きながら
山茶花の根元にあるアリの住処を、子供と突付いて遊んでいました
家主のいない生垣に、冬を告げる凛として華やかな八重の山茶花
春になると、かぐわしい可憐な水仙の花が、律儀に花を咲かせます