蘭の花を見終わって、次何処行く?と訊かれたので
今度はオデオン座に連れて行ってもらいました
うだつがあるメインストリートは、今までにも何度か訪れているのですが
いつも通り過ぎていたオデオン座・・・
父は、車の中で待っているというので;;
母と子供と三人で行くことに・・・
でも、あまり待たせるわけにもいかないので、ゆっくり・・・とはいきませんでしたが
とりあえず建物の雰囲気を味わって、写真を撮る程度のことはできました
こちらが、オデオン座です
上を切り取ったので、ぼけていますが、入り口の様子です
木の細工が凝らされた外壁
建物の外壁上部に、栗塚旭さんの色褪せたポスターが・・・
用心棒の上映会に、栗塚さんも来られていて、母は観に来たそうです(^^;
舞台です
まわり舞台の装置があります
二階の、脇の観客席です
その席の後ろの窓ガラス・・・
すりガラスに木枠、そしてこの手で廻す鍵・・・
レトロさに泣けてきそう
二階席正面
画像に書いているとおり、本当にこの柵が低いんですよね(^^;
大向こうから舞台をチェックしている大道具のような人がいますが・・・(^^;
階段・・・
こちらは、奈落に続く階段・・・
寅さんのポスターも・・・
一階席
売店前の廊下・・
こちらにも、皇太子様が見学に来られたようです
オデオン座で頂いたパンフ、売店で売られていたイラストの絵葉書のセット・・
こちらは、オデオン座脇の植え込みに掛けられていたポスター
司馬遼太郎さんの【街道をゆく】第32巻【阿波紀行、紀ノ川流域】から抜粋したものと思われます
私も、この巻を読みましたが、知らないこともたくさん書かれていて、とても興味深く面白かったです
時間にすれば、たぶん15分くらい・・・?
駆け足の見学でしたが、古い建物が大好きな私にとっては満足でした
今回あまりにも暑かったので、うだつの町並は、車で通り抜けただけですが
観光客っぽい人たちが、結構歩かれていました
今度は、あんみつ館、オデオン座、うだつの町並みを
一日くらいゆっくりと時間をかけて、心行くまで楽しみたいです
(絶対にジジ抜きで・・・!)
それと、本来なら、映画の斜陽化と老朽化により、取り壊されるはずだった昭和9年生まれのこの建物が
見事に修復されて生き長らえたのは、他でもない、この建物を舞台にして映画を撮られた
山田洋次監督と、その作品【虹をつかむ男】のおかげ・・
虹をつかむ男は、寅さんこと渥美清さんがお亡くなりになり、その代わりに作られた映画だったので
寅さんの代わりに?? なんで脇町で?? なんで西田敏行さん??
訃報のショックも手伝って、当時は斜に構えて観たことがありませんでした
でも、映画の解説を読めば、寅さんへの追悼のメッセージが、たくさん詰まった作品だったのですね
西田さんも、プレッシャーが大変だったことでしょう・・
本当にゴメンなさい
故郷の、愛すべき可愛らしい小さな舞台小屋を助けてくれた映画ですから
ぜひともDVDを購入し、永久保存版で、正座をして観賞したいと思っています