水際のホテルにいると、外で賑やかな音楽が聴こえました
窓を開けて見てみると、たくさんのサンタさんが、舟に乗って、川を旋回しています
結構なスピードで、川を縦横左右に回っているので、迫力がありました
「サンタさんが来てはるで。行く?」
と子供に訊くと、もちろん
「行く!」
と・・・(笑
外に出ると、子供は
「サンタさん!サンタさ~~ん!」
と、走っていきました
子供なんだなぁ・・・とおかしくなりましたが
見ると、川の両側を、大人も子供も走っています
どうやら、サンタさんが、たくさんのお菓子の袋を持って、川岸に投げているようでした
舟の走る方向に皆がいっせいに走るので、こちらもなかなかの迫力です
ぶれていますが、走っています(笑
どうやら、毎年、24日と25日は、こういうイベントをしているようです
プレゼントを、渡し終えたサンタさんたち
サンタさんと、記念写真を撮ってもらう子供もいました
プレゼントが貰えなかった息子は、傍にいるよく似たゴリラとヤケクソで
変顔のツーショットの写真を撮りました(笑
何故か、手袋に焦点が合っています(^^;;;
昨年末、仕事納めで人の動く前のクリスマス、四度目の帰省をしておりました
帰るたびに、水際のイルミネーションが綺麗だと思っていたのですが
いまいちな写真しか撮れずに残念でした
今回、サンタさんが(・・・といっても、私なのですが・笑)
写真サークルに入った子供のために、安い一眼レフをプレゼントしてくれた(笑)ので
カメラを借りて、何とかそれなり見られるような夜景を撮ることができました
何を隠そう、徳島は、LEDの生産拠点として、世界一を誇るLED王国で
LEDの世界シェアは約25%、白色LEDに限れば約60%も占めています
県南部にある阿南市に本社のある【日亜化学工業】で
1993年、20世紀中の開発は困難とされていた青色LEDが開発されて以来
海に囲まれ、吉野川に代表される大小の河川が流れる徳島は
水と光の共存する美しいスポットを各所に作り続けています
定宿にしているホテルの部屋が、二回続けて川の見える場所に当たりました
前回、雨に濡れた夜景がまるでヨーロッパの街並のようだったのですが
今回は、クリスマスのネオンに彩られた風景を見ることができました♪
船上で、クリスマスパーティーをしていました
船もLEDの光で彩られてとても綺麗でした
水際に止まっている舟は、前に乗ったひょうたん島クルーズのボートです
水際に集まるユリカモメたちのシルエット・・・
夏の徳島の記事も途中になり;;
その後も色んなところを歩いてはいるのですが
なかなかUPができません・・・;;
昨日、子供の写真サークルで、宇治を訪れましたので
とりあえず、本館にUPした記事をそのまま添付致します♪
昨日、土曜日は、ケイヨウの写真サークル活動で
宇治へ出かけておりました
朝10時にJR宇治駅に集合
その後、宇治川周辺をゆっくり散策しながら
たくさん写真を撮りました
サークルは、12時までだったので、ランチをとって
そのまま引き続き散策・・・
宇治を訪れたのは、10年以上も前になるでしょうか
近いのに、なかなか足を伸ばす機会もなくて・・
真ん中に大きな川が流れているせいか
開放的でとてもよいところでした
メイン通りから外れた小さな路地には、
静かでゆったりした時間が流れています
前に訪れた奈良町の雰囲気にどこか通じるような・・・
ちょうど最後の紅葉が美しく
いい時間を過ごすことができました
歩きつかれて、宇治茶とお団子でも・・・と思ったのですが
交差点で、ふと見上げると、
とても素敵な雰囲気のある二階のお店が目に止まり・・・
A.B.C.cafeさん
素敵なお店でしたよ
こだわりのケーキや、丁寧に入れられた珈琲が美味しくて
暖かい薪ストーブの火が赤く揺れていました
川べりには、たくさんの桜の木が・・・
花の季節に、また行ってみたいと思いました♪
K町からバスに乗り、市内に着きました
この日も強烈に暑かったのですが、空はどことなく秋の気配・・・
朝から持ち出していた絵を持って、前回訪れた、あの額縁屋さんに行きました
この前は夜でぼやけて写っていましたが、これが最初に私が引きつけられた
二階の屋根に無造作に置かれたブロンズ像です
打ち合わせして、二枚の絵の額縁を決めました
お取り寄せになったので、まだ届いていませんが、仕上がりが楽しみです
気になっていた一仕事(?)を終え、とりあえず、ホテルに戻りシャワーの後、再び夕暮れの街へ・・
阿波踊りのオブジェ
ふと見ると、セミがとまっていました
この後は、今晩の夕飯のお店を探しがてら、のんびりゆっくり、足のむくまま
暮れなずむ街中を歩きました
時間を気にすることもなく、子供と二人、ただ歩くだけの夕暮れ・・・
体に羽根が生えたかのような開放感・・・
結局、どことも決められなくて、子供に合わせてラーメン屋さんに入りました
徳島ラーメンは今でこそ有名ですが、私がこちらにいた頃は、徳島のラーメンといえば
【徳島製粉】さんの、【金ちゃんラーメン】だと思っていましたが・・・(笑
これは、その金ちゃんラーメンでも、徳島ラーメンでもなく
このお店の大将のこだわりのラーメンといった感じ・・
壁やメニューに、いろんな薀蓄が書かれていましたが、素材にこだわった上品なお味でした
今夜も金色の液体が・・・(ど~もすみません;)
お腹もよくなって外に出ると、日もだいぶ落ちていました
前回の旅で初体験した【ひょうたん島クルーズ】の最終便にあと少しだったので
今日は夜のクルーズを体験することに・・・
実は、この夜は満月・・・
おまけに、川の水がだいぶ上がっているとのことで、通常は、ひょうたん島を一周するだけなのですが
途中から、吉野川に出る特別コース♪
ボートを運転するオジサンがおっしゃるに
「途中、頭を打つ橋が一箇所だけあります」
とのこと・・
特に、頭を下げてくださいの言葉はないのですが(^^;;;
余裕でずっと座っていた前回と違い、本当にこの日は橋がすぐ頭の上・・・
橋をくぐるたびに、頭を深く下げました;;;
さて、出発です♪
こんな感じで、橋が迫ってきます
ボートは結構なスピードで走っています
とにかくスリル満点です(怖いです~~~)
橋は何箇所あったでしょうか・・
とにかくだいぶあったのですが、その度に、乗船の客、皆で
キャーキャー言いながら頭を下げました(^^;
吉野川に出ました~~~♪
お月様が出ています!
光っているのは、吉野川大橋です!
広い広い吉野川・・・
真っ暗な夜空に浮かぶ満月・・・
辺りも真っ暗・・・
なんて幻想的なのでしょう
一瞬だけですが、こんな夜のボートに立ち乗りしている運転のオッチャンが
裕次郎か若大将に見えました(笑
ぐるっと回って、眉山の見える市内に戻ってきました
ぶれた画像では、臨場感がまったく伝わらないのが、本当に残念です
スピード、風、エンジンの音、客たちの歓声、暗闇、ネオン等々・・・
そして、吉野川への特別コース、浮かぶ満月・・・
こういうのを一期一会というのでしょうね・・
運転のオジサンも、月に誘われて、いつもより、少しだけ長く乗ったとおっしゃっていました
最高に素敵な夜でした
さて、明日はいよいよ最終日です
オデオン座の次は、阿波和紙会館に行きました
お祖母ちゃんと、ほとんど背が変わらなくなりました
玄関入ってすぐ、大きなガラス張りの壁面で、和紙作りの工房が見えるようになっています
端紙セットの大、た~~~~っぷり入って1,500円
紙を見るとついつい手が伸びてしまいます;;
色んな体験コーナーもあるのですが、今日は覗いただけで・・
和紙に関しての話、父方の思い出話は、前にこちらに書きました
「帰省日記…阿波和紙と祖母のこと」
この後は、特に予定もなかったので、久しぶりに、のんびりとバスに乗って
市内まで戻りたくなったので、バスの出ているK町まで、車で送ってもらいました
途中、線路で・・・
車の中から、川島城が見えました
ここには、入ったことがありません
また次、機会があれば・・・
吉野川の風景などが、見渡せるようです
駅に着き、父母と別れました
K町は、懐かしい町・・・
ちょうど、子供と同じ年くらいの頃からでしょうか・・
珠算の検定試験が、この町でよく開催されましたが
試験が終わってからの時間、当時賑わっていたこの町を
友人、あるいは一人で歩くのが大好きで・・・
中学生になると、読み始めた文庫本の、原田康子の新しい本を探すのが楽しみで・・・
本屋は二軒あり、ゆっくり探しました
レコード店も、映画館も・・・
そして、ちょっと大人になった気分で、喫茶店に入るのも楽しみでした
賑わっていたアーケード街は、すっかりシャッター街になっていました
歩いていると、古い写真を見つけました
右の写真は、この町出身の喜劇役者、曾我廼家五九郎(そがのや ごくろう)
本名は、武智 故平(たけち こへい)
町には、随所に、この五九郎をデザインしたキャラクターがあり、駅前にも、碑が建てられています
余談ですが、この曾我廼家五九郎にまつわる話で、ずっと勘違いしてたことが・・・
昭和の映画やドラマに、癖のある老婆役で必ず出ていた女優の、武智 豊子(武知 杜代子)
名前を知らなくとも、顔を見れば、昭和世代は、きっと、ああ~~~と言われると思います
その、武智豊子さん
子供の頃、この人が画面に出てくると、祖母が必ず、「あ、K町の人や・・・」と言っていました
それでてっきり、武智豊子さんは、徳島の人だと思っていたのですが
ウィキペディアで調べると、なんと、武智さんは、東京のご出身だったのですね
それなら、何故徳島にご縁が・・・ということですが
「曾我廼家五九郎一座」に参加、1925年(大正14年)に17歳で初舞台を踏む
だからなのですね
お名前も、武智と同じなので、五九郎さんの奥様かと思ったのですが、そうでもない様子・・・
いったい、何を間違って、祖母がそう思っていたのか、今は知る由もありませんが
この武智豊子さん、よく出ていたお婆さん・・・だけの人ではなく
「女エノケン」と呼ばれ、その当時はすさまじい人気で、東京六大学に「武智豊子親衛隊」ができたほどであった。
というツワモノだったようです
さて、話は戻って、K町の今の様子ですが・・・
よく通った本屋さん、駅前通のお店は今も営業中でした
銀座通りを出たところにあったお店はシャッターが降ろされていました
どちらかといえば、こっちのお店のほうが印象深いのですが・・・
南に面したこの本屋さん、夕刻、本を開いていると落ち始めた陽の光が突然射し込んできて・・・
その瞬間の本の匂い・・
本のロマンティックな筋書きも重なって・・・
あの高揚感が、今でも甦るようです
こういう小鳥屋さん、昔はどこの町にもありましたね
今も残っているのはうれしいです
インコ、鳩、鶏、モルモットにリスまでいました
ところで、どこかに知っているお店はないかと歩いていると・・・
駅前通りに、見覚えのある喫茶店が・・・
そう・・・、確か、ここです
歩き疲れると、このお店で、クリームソーダを飲むのがその頃の一番の楽しみでした♪
お店の中から・・・
店内は、正しい昭和の喫茶店・・・
夜は、スナックになるのかな?
わ~~~♪
懐かしの、クリームソーダだ・・・!
お値段は・・・
当時から、100円増しくらい?
当然ですよね もう、かれこれ40年近くも前の話ですから^^
それでも良心価格ですね
こうして、思い出のお店で思い出のオーダー
しかも、子供と一緒に・・・
こんなうれしいことはありませんよね
お勘定のとき、奥さんに
「どのくらい営業されているのですか?」と伺うと
43年くらい・・・マスターがまだ30代の頃から・・と、うれしそうに答えてくださいました
あの頃は、まだできたばかりのピカピカのお店だったのですね・・・・
控えめな奥さんの笑顔も、どこか見覚えがあるような・・・
ところで、この町は、子供の頃の思い出のみならず
数年前に、NHK【夜は胸きゅん】で、エッセイを取り上げて頂き、ミニドラマを作っていただき
私までプチ出演をした・・・
実は、あの運転手さんのバスに乗り、アルバイトのためにひと夏通った喫茶店も、この町にあるのでした
・・・といっても、今はもう、そのお店もなくなりましたが・・・
子供の頃と、若い日の、青春の思い出がびっしり詰まったこの町・・・
シャッター街になった今も、私の胸はきゅんとしてしまいます